塩素系漂白剤での脱色実験~何色から何色に変わる?~

塩素系漂白剤が洋服について脱色した経験は誰にでも一度はあるはずです。きっと。

色の抜け方や色の変化の仕方は、素材や染め方などで変わります。
スレン染料で染めた生地は漂白剤でもなかなか落ちないそうです。

当社ではスレン染料の取り扱いがないため、詳しいことは分かりませんが、染料の中で一番堅牢度が高く、作業着など過酷な環境で使われるものに使用されることが多いそうです。

市販されている一般的な綿素材の衣類は反応染料という染料で染められていることが多いです。

リ・カラーでは特別な場合を除き、綿は反応染料にて染めています。

綿を染めることのできる染料には、反応染料の他に直接染料があります。

反応染料よりも簡単に時間も短く染めることができますが、紫外線や洗濯等で色が落ちやすいというデメリットがあります。

 

前置きが長くなりました。

今回は、反応染料で染めた綿生地が塩素系漂白剤でどのように色が抜けていくかを調べてみました。

12色の生地に塩素系漂白剤を垂らし、1分後と1時間後を比較したのが以下の画像です。

塩素系漂白剤による色変化
<実験前>
塩素系漂白剤による色変化
<1分後>
塩素系漂白剤による色変化
<1時間後>

 

1分後では、漂白剤を垂らした真ん中はそれほど色が抜けておらず、縁部分の色落ちが進んでいます。

元の色によって、色抜け部分がオレンジだったり、ピンクだったり、白っぽい色など様々です。

1時間後では真ん中も色が抜けて、元色に関わらずほとんど白に近い色になっています。

リ・カラーにも漂白剤によって色が抜けてしまったというご相談をたくさん、それはもうたくさんいただきます。

漂白剤によって、色が抜けている部分は、生地が傷んでいます。

特に漂白剤の原液がついたり、時間が経っていれば経っているほど生地が傷んで、染まりにくくなっています。

上の実験で言えば、1時間後のような状態、つまり色抜け部分が白っぽくなっている場合は、染め直しても完全に色差が直らないことが多いです 😥 

全体を脱色して、一度色差をなくしてから染めたとしても、脱色部分だけ色が乗らず、少し薄く染まります。

 

漂白剤がついてしまったと気づいたらすぐに水できれいに洗ってください。

お湯で洗うと熱で反応が進む可能性があります。

生地の傷みを最小限に抑えることで、染め直してまた着られる可能性が高まります。

ちなみに、ウールやシルクに塩素系漂白剤を使って変色してしまったものは直せません。

ムラが残ってしまいます。

ウールやシルクに塩素系漂白剤の使用は厳禁です。

 

綿や麻素材が漂白剤で色が抜けてしまった場合は、早めに漂白剤を洗い流して、リ・カラーにご相談くださいね。 🙂 

 

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