帽子（キャスケット）の染め替え・染め直し

リカラーでは、洋服以外でも染め替え･染め直しをお受けしております。

洋服以外で意外とたくさんご依頼を頂いているのが“帽子”です。
今回はキャスケット帽の染め替えのご紹介です。

帽子の染め替えで気をつけたいのが、つばの素材です。
つばにボール紙など、水濡れ厳禁の素材が使われている場合は形が崩れる恐れがあるため、基本的にはお断りしております。

つばの素材は大きく分けてボール紙、プラスチックと分かれるそうですが、その見分け方は、つばを曲げてみて、折りが戻らない場合→ボール紙、戻る場合→プラスチックです。

プラスチックの場合、本体がポリエステル素材以外の素材でしたら染め替え可能です。
ボール紙の場合でも、以前お客様の承諾を頂いた上で染めさせて頂きましたが、問題なく仕上がりました。
ですが、本来であれば水にぬらしてはいけない素材ですので、形が崩れる可能性はあります。

さて、こちらが染め替え前のキャスケットです。

全体的な色あせと、汗による変色が見られます。
こちらを赤茶色で染め替えさせていただきました。

上が染め替え後の画像です。
素材は綿100％のものでしたので、本体部分などはきれいに染まりましたが、つば部分が部分的に変色してしまいました。

染め替え前にも汗ジミがあることから、このシミが何かしら影響しているのかもしれません。
帽子はたくさん汗を吸っていますし、整髪料などの付着があるため、ムラになる可能性があります。

形は大きな崩れもなく仕上がっています。
素材が綿や麻で、形がラフなものでしたら染め替えてもあまり雰囲気が変わらずお使いいただけると思います。
帽子を染め替えようかな、とお考えの方はお気軽にお問い合わせください。